仕事がら起業する人、会社を興す人をたくさん見てきましたが、たまに「どんな人が起業に向いていますか?」と質問されることがあります。
向き不向き関係なく、成功するかどうかも関係なくの前提で「そんな疑問も考えずに行動しちゃう人ですね」というのが私なりの答えではあります。
起業に向いている人
それでは今回のブログが終了してしまいますので、もう少し丁寧に説明しますと.....
- 新しいことに挑戦しようという意欲がある人
- 物事をポジィティブに考えられる人
- 自らの事業を数字でとらえられる人
これに当てはまる人は起業に向いている人ではないかと考えています。
新しいことに挑戦しようという意欲がある
起業というのは、文字通り「仕事を興す」ということなので、新しい挑戦しようとするパワーが必要になります。
事業を自らの手でされたことがない方であれば、起業のための計画、準備、仲間作り等生まれて初めての体験に戸惑うことは多いと思います。
それでもそんな戸惑いを楽しいと思える方、仕事を興すことが楽しみに感じる方が、実際に起業していくように実感しています。
物事をポジティブに考えられる
これはどちらがいいという訳ではないでしょうが、起業する方はポジティブ、楽観的な方が多いように感じます。
自らの事業が上手く行くことをとにかく考え、成功した時の自分へのご褒美まで想像する.....
逆に起こりうるトラブルのことばかり考えていたら何も行動できませんから、必要な能力ではあると思いますが、何事もバランスが大事で、リスクは悲観的に検討して、行動は楽観的に突き進むというバランスは必要になのではないでしょうか。
自らの事業を数字でとらえられる
事業というものは経費を使いつつ、売上を積み上げ続ける活動ですから、それを数字で把握することはとても大事です。どれだけ売上を上げても、経費がそれを上回ってしまえば、意味がないですし、事業には資金が必要ですから、運転資金、設備投資にどれだけの資金が必要かの把握も必要になります。
最近のの会計ソフトは使いやすくなっていますし、簿記を取得しなくても会社の数字の把握はしやすくはなっていますが、その知識はあった方がプラスになると思います。個人的にはどんな商売でも簿記3級程度の知識はあった方が望ましいのではないかと考えています。
起業に望ましい人になろう
あくまで起業に向いている人の傾向をまとめましたが、私は起業に「向いている人」より、起業に「望ましい人」になる方がいいのではないかと考えています。
(起業するのに望ましい人)
- 事業のリスクは悲観的に検討し、対処できるのであれば、あとは楽観的に行動する
- 危険を避けるのも大事だが、行動しながら危険に対処する
- 売上、経費、利益、資金繰りを把握する
- 上手くいかないときは方向転換、事業をやめることも柔軟に
あくまで私見ですが、これが望ましい姿であり、私自身もこうありたいと考えています。