緊急事態宣言の解除の後、様々な企業がコロナ禍の悪影響を払拭すべく頑張っておられると思います。
私の会社も売上の減少を挽回すべく、この一月は気持ちを入れ替えるつもりで頑張ってきましたが、どうも思ったように売上が回復していないのが気になります。回復しない理由に心当たりがない訳ではないですが、基本的にコロナ禍後まだ経済活動が本格的に元に戻りきってないのではないかと推測をしています。
売上の蒸発による影響
今までの事業の中で景気の浮き沈みを何回か体験してきましたが、今回はコロナ禍における劇的な売上の蒸発という特別な事態に苦しめられています。さらに問題であるのは、この売上蒸発という状況からいつ回復傾向に向かうのか予測が難しいということです。
様々な会社の存続が危ぶまれるような状況が続く中、単なる景気変動のように需要が回復する保証はないという不安の中での事業の舵取りが必要になっています。
売上減少に対する対処について
売上減少に対する対処するため、どの会社様も苦心されていると思います。私の会社では下記のような対応を実践しています。
- 自分自身の会社の強みや将来伸ばしたい分野を見直した上で、その事業、商品をアピールする形で新規取引先の営業を強化する
- 売上が劇的に回復する見込みがなさそうなので、効率よく会社を運営できるように組織の見直しを図る。人の配置、仕事時間の効率化、経費の見直しを徹底する
- 政府等の助成金、緊急融資等を活用し今現在の苦境をしのぐ、その上で各種補助金制度を検討し、必要な設備投資や事業の関連多角化ができないか検討する
日常業務をこなしながらなので、なかなか徹底はできていない部分はありますが、今後も継続していきたいと考えています。
事業の多角化について
あと仕事の中で様々な会社の支援をさせて頂いておりますが、事業の多角化を検討している方が意外に多いように思います。
私個人としては、本業のノウハウが生かせるため、全くの異業種よりも本業の関連業種への参入をお勧めしていますが、今のような本業の将来性に疑問符がつくようなこともありうる状況下では、広い視野でこれから伸びる分野、需要が見込める分野への投資も検討が必要なのかもしれません。
あくまで本業重視であるということが前提ではありますが、会社に体力がある間に、会社の将来の目標、成長分野を見据えて、新しい事業の育成というものも必要なのではないでしょうか。
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