突然ですが、不動産収入で悠々自適に暮らしたいなあ・・・と考えたことはありませんか?
最近某銀行さんの収益不動産の融資の対象となる人の条件なるものを聞いたのですが、ざっとこんな感じです
年収 おおむね1,000万円以上 自己資金 物件金額の1~2割を支払
皆さんはどう思われたでしょうか?仮に1億円の物件を買うとして、2,000万円を自己資金で用意して、8,000万円を銀行で借入して購入というイメージになります。
私は「このご時世に収益不動産に融資が本当に出るの?」ということと「やっと通常の状態に戻ったなあ」ということを感じました。
不動産投資とは誰のもの?
近年の金融緩和政策により、低い金利でお金を借りやすい状況ができていましたが、一時期その資金の多くが収益不動産に流れていました。その結果ある程度の収入のあるサラリーマンの方が、一棟物のアパート、マンションを購入することができるようになり、サラリーマン大家さんなるものも一時期出現していました。
ただ元々収益不動産事業は、専業大家さんか、本業に余裕のある方が、その余剰資金で行うことが一般的であり、今現在はサラリーマンの方が銀行からお金を借りて不動産投資を行うことは一般的には難しくなっています。
しかも不動産投資は、「投資」というよりも、「不動産賃貸業」というビジネスであるため、会計の知識をある程度持っていないと運営は難しいと思います。利益もお金も生んでくれる物件ならいいですが、利益は出るけどお金が減る物件も普通にありますから、しっかりと不動産投資について理解をした上で参入することをお勧めします(面白いことに、利益はでないけれど、お金を生む物件もあります)
始めやすい不動産投資は
では収益不動産は一部の人間にしかできないものなのでしょうか?
私はそんな大がかりなものではなく、空いている土地を活用したり、借地を運用することで、収益不動産を副業、兼業として営むことが可能であると考えています。
収益駐車場の運営
自動車、バイクの一時貸しの事業で、形態としては月極駐車場、コインパーキング、予約制駐車場などが考えられます。
特に舗装がされていなくとも、ロープで仕切りを作る形で貸し出しはできますので、大きな設備投資は不要です。
またコインパーキングも、ゲート式の大がかりなものから、前払いでチケットを販売する形の簡易的なものまでありますので、資金に応じた事業計画も可能になっています。
(参考記事)どんな種類の副業があるか 予約制駐車場について
(参考記事)どんな種類の副業があるか 予約制駐車場の変遷
トランクルームの運営
普段あまり使わない荷物、備品等を預ける貸しスペースのことで、コンテナにて荷物を預かる屋外型と、部屋の一角にて荷物を預かる室内型があります。空き地の有効活用であれば屋外型、空室対策であれば屋内型を選択することが一般的です。
最近では、バイクの一時保管場所や仕事の荷物等を預ける拠点変わりにトランクルームを利用されるケースもあります。土地、建物の有効活用の一環で挑戦を検討されてはいかがでしょうか。
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不動産投資は大がかりな投資が必要なものが多く、万人向けのビジネスではありません。
但しあらゆる人にとって必要不可欠な事業であり、ここで紹介したもの以外でも、不動産を有効活用する形のビジネスは様々なものがあります。投資としての不動産も魅力的ですが、資金をあまり使わなくてもよい、サービス業としての不動産業に一度挑戦してみませんか。
(関連記事)民泊とはどのような事業か