小規模の事業所の販路開拓、IT化等を支援する「小規模事業者持続化補助金」という補助金が元々存在していますが、令和2年度の補正予算の中で、「コロナ特別対応型」のものがこの度公表されました。
コロナ特別対応型の概要
対象となる事業は、その事業経費の6分の1以上が下記の業務に該当する投資である必要があります。
①サプライチェーンの棄損への対応
例 新型コロナウイルスの影響により、増産体制を強化する設備投資
②非対面型ビジネスモデルへの転換
例 飲食店が、新たにEC販売に取り組むための投資
③テレワーク環境の整備
例 WEB会議システム、クラウドサービスの導入投資
補助率は補助対象事業の3分の2以内で、100万円が上限となります。(一般型は50万円が上限です)
申請受付開始は5月1日からで、第1回の締め切りが5月15日(金)、第2回の締め切りが6月5日(金)となっており、これ以降も受付日を追加していく予定となっております。
コロナ特別対応型の特徴
・この補助金は申請者すべてに交付されるわけではなく、審査の上、採択された事業者にのみ補助金支給がなされます。また「新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越えるための取り組みとして適切なもの」に対しては重点的に加点審査されます。
・既存事業のみならず、開業したばかりの事業者も対象となります。
・申請手続きは郵送又は電子申請となっており、書類持参は対応していません。
今現在大変な状況に置かれている事業所様が多いと思いますが、新型コロナウイルスの影響が落ち着いた後に向けた前向きな取り組みとして、是非この補助金を活用して頂きたいです。
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