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シェアキッチン事業が飲食店を救うか

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 コロナ禍の影響を受け、様々な業種の売上が激減する事態となっています。その中でも飲食店業界への影響は大きく、中には前年比で90%以上の売上減少となるお店もあるという話も実際に耳にします。そのような中で、EC販売、デリバリー販売等様々な努力を重ねて、なんとかコロナ禍の危機を乗り切る努力をされている飲食店の皆様の姿を実際に目にしている方は多いのではないでしょうか。

 さらに売上以外にも飲食店経営者の方々を苦しめるのは「経費」の問題で、飲食店の開業、維持のためには多大なお金が必要となります。開業のための何千万円にもなる設備投資、お店を維持するための家賃や広告費、従業員さんを雇用すればその人件費もバカにはならない等・・・どのビジネスでも経費は発生しますが、一つのお店を維持するために多大な経費は売上が無くとも発生してしまうのが飲食店経営の現実であります。

シェアキッチン事業と飲食店

 デリバリーのお弁当を買わせていただいたり、ささやかな協力はさせて頂いているものの、何か他にも飲食店業界への支援体制はできないものかなあと思っていたところ、こんなニュースが飛び込んできて、個人的には注目しています。

店舗を持たず、デリバリー中心に営業する新しい飲食業態「ゴーストレストラン」向けのシェアキッチンが、京都市下京区麩屋町通綾小路下ルのスーパー2階に開店した。新型コロナウイルスの影響を受ける飲食店の支援策として、初期費用無料で出店者を募集している。

オープンしたのはシェアキッチン事業を手掛けるBeChef(ビーシェフ、東京)の1号店「BeChef+京都シェアキッチン」。約50平方メートルあり、三つの厨房施設を6店舗が時間を区切って利用するシステム。冷蔵庫や冷凍庫、ガスコンロなど飲食店として必要な設備を完備した。イートインコーナーもある。1階の「新鮮激安市場!四条麩屋町店」と提携し、食材を特別価格で仕入れられる。

出展 京都新聞 店舗なしで飲食店営業「シェアキッチン」京都に開店 初期費用無料で出店者募る

 正直シェアキッチンというキーワードは聞いたことはあるものの、シェアリングビジネスの形態の一類型として認識している程度でした。ただこの制度を活用することで、店舗に関する予算を最小限に抑えた上で、デリバリー向けの飲食店開業を支援する仕組みを今このタイミングで提供していることが素晴らしいことだと思います。

コロナ禍のビジネスについて

 正直コロナ禍の影響を受け、ほとんどの業界が売上減少の影響を受けているのが現実かと思います。ただこのような状況の中で、今回のシェアキッチン事業のように社会がどのような問題を抱えていて、何を求めているかを解決していくビジネスは、困難すらも追い風にして成長していくのではないかと想像します。できることなら自らの会社の事業も、他の会社さんの事業活動を活性化させるような存在でありたいな改めて感じました。(飲食店さんより私が救われたという表現の方が正しいかもしれませんね・・)

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