今回は事業者向けの情報を番外編として提供させて頂きます。
昨今の新型コロナウイルスによる業績悪化に対する施策として、様々な緊急融資、特別融資の支援が行われています。
その中でも、条件に適合すれば3年間実質無利子・無担保での資金調達が可能な日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」についての情報を整理させて頂きます。
新型コロナウイルス感染症特別貸付とは
https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/pdf/covid_19_faq_jisshitsumurishika.pdf
日本政策金融公庫 新型コロナウイルス感染症特別貸付
その主な条件としては下記の通りとなっています
- 直近一か月の売上高 5%以上減少
- 借入限度額 6,000万円
- 金利 当初3年の基準金利の1.36~1.55%より0.9%引いた金利
- 返済期間 運転資金 15年以内 設備資金 20年以内
- その他条件 5年以内の元本返済の据え置き可能
現状と注意点
地域により変動はあるでしょうが、3月始めころより申し込みが開始され、4月に入って融資の実行が始まっているような状況です。ちなみに3月下旬に申込をした案件が、4月中頃実行という案件も出てきているため、公庫の担当の方のご尽力もあり、融資スピードをなるべく早くできるよう努力されているように感じています。
融資限度は6,000万円ですが、担当者の方に対応して感じるのは、運転資金に関しては、ここ2,3か月の資金繰りを乗り切るための緊急融資を進めている感じでした。その後の状況によって、また必要となれば再度申請も可能とのことです。
ちなみに申込の書類には「他の借り入れの借り換えには利用しない」ことが明記されていますし、借り入れの用途以外(例えばこの資金で収益不動産を買う等)に資金を利用すれば、一括返済の請求をする可能性もあるとの指摘がありましたのでご注意下さい。
事業者の皆さん(私も含めて)色々大変な状況が続きますが、何とか乗り切っていきましょう!
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