最近外出することが少なくなり、家庭の中で何か出来ることはないかを模索していますが、最近うちの奥さんは、プランターを使って野菜の栽培を始めました。夏野菜の苗を少量多品種買ってきて、子供たちと楽しみながらプチ農業を楽しんでいます。
詳しくは確認していないのですが、時間の有効活用という面と、健康のために無農薬の野菜を作ってみたいという希望があるのではないかと勝手に想像しています(笑
日本の食料自給の状況について
我が家の事情はさておき新型コロナウイルスの影響で、輸入に頼っている一部の食材の確保が難しくなりつつあり、日本の食料自給の状況は大丈夫かという点が注目されつつあります。
いま日本の食料自給率は40%程度でありますが、品目によってはその多くを輸入に頼っている食材があります。今後は自国での食材確保を図る農業輸出国の政策により、それらの食材が日本に入ってこなくなる可能性があるのです。これらを心配してかどうかはわかりませんが今スーパーに行くと、小麦製品の在庫が品薄になっていますし、その他にも安価な輸入牛肉、ホールトマトが今後入荷が困難になるという話も聞いたことがあります。
これらを国産によりどうカバーしていくかが課題となってくることが予測されます。
一部作物の過剰生産について
その反面、飲食店、学校給食等の休止に伴い、それらのために生産されていた食材が過剰に余るという現象も生じています。これらの作物は急遽生産を止めるという訳にはいかないですから、原価割れ覚悟で引き取ってもらうか、最悪廃棄しなければなりません。
国の方でも、大量に余っている牛乳を消費するよう国民に呼びかけを行っていますし、困った農家さんを助けるためにネット経由で作物の購入で支援をされる方も増えてきています。
農業ビジネスと供給体制
農業を事業として行っていくための課題の一つとして「いかに生産物を消費者に効率的に供給できるか」という点があります。どんなにおいしい作物を育てても、消費者に実際に届けられなくては農業はビジネスとして成り立ちません。マクロ的視点に立てば、食料は世界的に不足してきているのですが、今般の状況のように政治経済の状況の変化により需要と供給のバランスが瞬時に崩れてしまうことが農業の事業化を困難にしているというのが現実であると言えます。
ただ個人的には地域で必要とされる食材をその地域で生産供給することができれば農業がビジネスとして成り立つのではないかと考えています。例えば人口の多い都市部の間近、例えば空きビルの一角で作った特産物を地域の飲食店にて販売する・・・言うは易く行うは難しではありますが、私個人としては今非常に興味のあるテーマとなっています。
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