最近では様々なものがインターネットで売買されており、日常雑貨のみならず、会社の売買情報までネットで収集することも可能となっています。ちなみに今インターネットビジネスとして稼働しているホームページの売買情報が掲載されているサイトがあるのはご存じでしょうか。
サイト売買とは
既に運用されていて、収益も上げているホームページから、ブログ、アフィリエイトサイトやAmazon等の物品販売のアカウントまで販売されているサイトが存在するのです。これらのサイトを活用することで、すでに稼働しているインターネットビジネスを買収して、事業をスピーディに開始することも可能になっています。例えば以下のようなサイトが存在しています。
- サイトストック https://sitestock.jp/
- サイトキャッチャー https://sitecatcher.net/
このようなサイトは別名サイトM&Aとも言われており、サイト売買情報を仲介することで成功報酬を得ています。インターネットビジネスの事業承継をこのようなサイトが担っており、今後も拡大していくものと考えられます。実際に以下のような内容のサイトが売買されています。
- 特定分野のサービス、商品の売買を行うショップのサイト
- 収益化がなされているYouTubeチャンネル
- 特定の分野の情報に特化したアフィリエイトサイト
- 月商〇百万円のAmazonアカウント 等
興味のある方は一度サイトを閲覧されることをオススメします。サイトを売りたい方、買いたい方の情報が常時掲載されています。
サイト売買の実情
上記でも指摘したとおり、大小さまざまなサイトの売買がなされています。売買目的(副業、事業多角化、事業承継等)に応じて様々な活用が考えられます。普通事業を始める際には様々な機材、備品等の購入が必要であり、多額の資金を必要としますが、このようなサイトを活用すれば、場合によっては小資本でも事業を開始することが可能になると考えられます。
- サイトは作成してあるが実稼働はこれからのサイト・・・金額は比較的安価(10万円程度~、副業にも活用可能)
- ブログ、アフィリエイトサイト・・・金額は比較的安価(10万円程度~、副業にも活用可能)
- すでに一定の売上を上げているサイト(ショップ、EC用アカウント)・・・金額は高価なものが多い(中には数千万以上のものも、事業承継、営業譲渡にあたり、実質的にはM&Aに近い)
サイト売買の注意点
売買サイトには売却の理由、売買金額の記載がありますが、その内容に注意して購入する必要があります。中にはビジネスとして実態のないサイトも販売されていますので、サイトの運営期間や売り上げ実績について注意が必要です。また売買価格の5%程度の仲介手数料が発生しますので、サイトの内容、実績がその金額に見合うものか確認できるものを購入する必要があります。
また購入後のサイトの保守、維持管理は購入者自身の責任となりますので、その管理が可能なものを購入するか、それができなければ維持補修を外注することも視野に入れて購入ことになります。売却サイトの中には、購入後のサポートまで用意されているケースもありますので、サイト購入時の交渉時にこのようなサポートは可能であるか確認することも重要です。
実質的には事業の買収にあたるため、ハードルが高い側面はありますが、購入者の目的に応じた、適正な規模のサイトを購入することでスピーディに起業することも可能であり、これを足がかりに事業を拡大していくことも可能となりますので、興味のある方はまずはサイトを閲覧されてみてはいかがでしょうか。
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